青 い 鳥
〔10月号〕
~行事から学ぶもの~
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言うものの今年の暑さは異常なものであり、体調の管理がとても大切な時期を迎えています。
子どもたちは、元気に運動会の練習をしています。皆と一緒に目的に向かって頑張る子どもたちにとって楽しいことばかりではなく、我慢しなければならないことも多くあります。
大切なことは、皆で協力することによって集団生活の目標を無理なく楽しく達成できるように努力することです。
今年も、敬老の日にちなんで、老人施設を慰問することになりました。
言うまでもなくこの日は、多年にわたり社会に尽くされてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日です。核家族社会では、一緒に住んでいる家庭がとても少ないためか、子どもたちは、老人に対してどのような意識をもっているのでしょうか。
おじいちゃん、おばあちゃんは、優しい人というイメージが強いようですが、このような機会に老人をいたわる優しい気持ちを少しでも持つことができるようにしたいですね。
恒例により、今年も9月13日に老人ホームに慰問に行きました。
ひまわり組の今年のプレゼントは、手作りのひまわりの花です。まず、励ましの言葉をプレゼントして、一人ひとりが、ひまわりの花を手渡しました。
心なごむほのぼのとした時間が流れ、子どもたちに与えた思いは、心の中に残る光景でした。一人ひとり握手をして、感動のあまり涙を流したお年寄りも数人おりました。
自分よりも弱い者、困っている人に優しいいたわりの気持ちを持つことができるようになることは、大切なことであり、このような機会に培われてきた子どもたちの心の中に良き思い出として残されると思います。
園 長 籾 山 恭 子