今日は、新春恒例の「お餅つき」の日です。園児たちは体操着に着替え、それぞれ持参の手ぬぐいで鉢巻きスタイルで準備万端です。
さあ、お餅つきの始まりです。最初のつき手は先生たちです。杵を振り下ろすたびに子どもたちから「ヨイショ!!」「ヨイショ!!」「ヨイショ!!」と大きなかけ声が上がります。
次からは、クラス別に子どもたちがクラス担任と一緒に「ペッタン、ペッタン」と杵を振り下ろします。するとお友だちが「ヨイショ!!」「ヨイショ!!」とかけ声をかけてくれます。そしたらあっと言う間に「真っ白なお餅」がつき上がりました。
お餅つきは何のために行うのでしょう。色々調べてみたところ、農耕民族である我が国の民は、古から農作物を作り、その収穫を神々に感謝することを行ってきました。その感謝する「ハレの日」〔特別な日やお祭りの日のこと。〕の特別な食べ物として餅をつき、神様へ捧げていたそうです。
ですから、三月には「菱餅」、五月には「柏餅」、十月には「亥の子餅」、新年を迎えるための「鏡餅」をつきます。このほかにも上棟式やお祭りでの餅まきなど、現代でもお祝い事には餅は欠かせないものとなっております。
園では、このような伝統行事を大切にしながら子どもたちにしっかりと伝えていきたいと考えております。