青 い 鳥
[2月号]
~作品の製作から子どもが学ぶこと~
新年が明けて、またたく間に早一ヶ月が過ぎようとしております。寒さは、これからが本番を迎えますし、感染症(インフルエンザ等)の感染のお子さんも数人出ています。
ご家庭では、感染症の予防は実行されていると思います。
幼稚園では、感染症予防対策として子どもたちに「手洗い・うがい」の励行を指導しております。「手洗い」は、感染症予防対策の基本中の基本ですし、「うがい」は日本独自の感染症予防の生活習慣です。子どもたちの中で理解できるように実践をふまえて指導しています。
どうぞご家庭でも外から帰った後や食事の前には、必ず「手洗い・うがい」を行うように習慣化させてあげてください。
現在、園では、2月17日(日)の作品展に向けて絵画製作や色々な作品製作に取り組んでいます。製作の基本は、はさみを使ったり、糊やセロハンテープを使ったり、指先を使うことです。(新しく出てくる教材には、特に興味を示しているようです。)
子どもたちの最も大切な目と手を動かす協応運動能力を養うため、造形活動の指導と創造性を育てるための活動を取り入れた各種製作の指導を行っております。
作品展は、モンテッソーリの実践している様子も写真を通して見ていただけるように用意しました。お子様から説明を聞きながら、楽しい様子を想像して下さい。
また、製作する作品の中には、時間がかかるものもあります。そのため子どもたちが集中する時間も長くなります。完成までに時間を要する作品の製作では、じっくりと取り組むことから“根気”が養われるとともに子どもたちの大きな“自律”につながります。
そして、作品が、完成したときには、大きな達成感や成就感が得られるばかりか、自分たちで作り上げた作品に“誇り”を感じて“次の活動への意欲”が、芽生えてきます。
園では、子どもたち一人ひとりが、何に興味関心を持つか常に考え、保育をしておりますが、どうぞご家庭でもご自分のお子さんが何に興味を持っているのかに関心を払っていただき、少しずつ少しずつ伸ばしていただければと思います。そして、その課程において誉めてあげてください。この“誉める”ことが、子どもの“自信”となり心と身体の“成長”へとつながります。
園長 籾子