青 い 鳥
〔11月号〕
~表現することはたのしいこと~
暑さ寒さをくり返しているうちにやっと秋の気配を感じる季節になりました。
子どもは運動会を終えて、一段とたくましくなりました。
最近では、目に見えない心の成長を感じます。身体の大きさは、見える部分の成長として捉えることはできます。子どもたちの心の中で起こった見えない部分を理解することは難しいかもしれません。「困っているお友だちに優しくしてあげること」「先生がしてはいけないということをだんだん守ることができるようになること」など、子どもたちが理解できる内容から約束しています。
約束を守るという事は、子どもの見えない部分の成長といえるでしょう。
子どもにとっては、発達の過程も違いますが、各自が子どもなりの成長を遂げていることに違いありません。大切なことは、その過程を見過ごさないように認めて励ましてあげることです。
また、大人は頼りになる援助者になることです。運動会では、大勢の前で恥かしがらずにプログラムの紹介が出来たこと、また自信をもって決勝テープをもったこと、またリレーに参加し最後まで一生懸命に駆けたこと、組み体操などその日のために練習をしてそれを完成できたときの喜び「やったー」というその時の気持ちは子ども自身しかわかりません。
その積み重ねが、自信につながり、また次の機会に「やってみよう」ということになります。
生活発表会では、各クラスによってねらいは違いますが、やはり大勢の前で発表することは変わりありません。
励ましのことば、賞賛のことばが、子どもたちにとって大きな影響を与えることは言うまでもありません。運動会に引き続き、子どもたちにとって意義ある発表会にしたいと思っています。ご協力お願いします。
園 長 籾 山 恭子