桜の花も満開となり、新しい門出にふさわしい季節になりました。
寒さ厳しい冬からようやく開放され、今年も何事もない一年になりますようにと、心から願うばかりです。
新入園の子どもたちにとっては、初めての社会へのスタートであり、生活が、急に変わって何かと不安になるものです。ご家族の皆さまには、温かく見守っていただき、一日でも早く園生活・集団生活に慣れることができるようにご協力のほどお願い致します。
進級園児たちは、「お兄さん」「お姉さん」になりました。
気持ちを新たに頑張ってくれることでしょう。期待しています。
幼稚園に入って最初に慣れることは、「集団生活の中での遊び」です。子どもにとって「あそび」は、とても大切なことです。
つまり、「あそび」は、大人の仕事と同じ意味を持っています。
「友だちと遊びが、たくさんできる子ども」そのような子どもに育んでいきたいと考えています。
子どもは、遊びを繰り返しながら、子どもなりに、人間関係の複雑さを自然に学んでいきます。そして、自己中心の世界から、他人も自分と同じような感情を持った存在であることに気付くようになります。
このような「気づき」の繰り返しから幼児の自発性が生まれ、自分で「自律」できる子どもに育っていきます。
子どもは、大人が考えるより遥かにたくましい順応性をもっているのです。
お家の方々には、子どもたちが園生活のリズムをつかむまで、何かとご苦労があるかと存じますが、長い目でわが子の成長を見守って頂きたいと思っております。
籾山恭子