青 い 鳥
〔7 月 号〕
約束を守ることの大切さ!
~モンテッソーリ指導の中で~
手を洗う→靴を揃えて脱いで部屋に入る→ありさんの声でお話をする→自分のやりたい教具を順番に使う→最後に元通りに片づける
以上の一連の約束は、モンテッソーリの活動をする前に決められたものです。
子どもたちは、いつも部屋で約束をしてから、また改めて活動の前に自分たちで発表します。
そして、自分の好きな教具にすぐ行き、活動が始まります。前もって、今日は「これやろうかな」という思いがあると思われます。
自分で決めたものは、他のお友だちのことは気にしません。
一生懸命自分なりに行っているようです。
その真剣な態度は、自分で教具を選んだという「子どもなりの自信」があります。あらかじめ自分で今日は「これをやろう」と思っているのです。
時間がまだある場合は、別の教具に取りかかろうとしていますが、その教具の回りで別の人が使っている場合は、声をかけて待っているようです。
特に人気のある教具は、何人も待っています。ここでも自分で、教具を
自分で選びます。
この待っているということの大切な約束がありますので、待っていることも楽しみのうちに活動になり、これも大切な教育です。
時間になると次の回に期待を持ちながら、皆であいさつして終了です。
一連の活動の中に約束を守るという最も大切なこの時期の活動を楽しみながら子どもの心の中に刻み込まれて身になっていくと思われます。
自分で自分のやりたいことを選んで行う楽しさ・心の解放を得ることが出来ます。
ご家庭においても子どもの自主性を尊重して、心の解放にご協力いただける機会を作って欲しいと思います。
園 長 籾 山 恭 子